【2025年調査報告】AI検索で「指名される企業」の条件とは? 国内引用元ランキングから読み解くGEO(生成AI検索最適化)

はじめに:2026年、マーケティングの主戦場は完全に移動した

新年あけましておめでとうございます。COOD株式会社 代表の鳥濱です。

2026年の元旦、私たちは一つの重要な調査レポートをプレスリリースとして発表いたしました。 タイトルは、『2025年「ググる」時代の終焉か。AI検索で「指名される」企業、「無視される」企業─データから読み解く「引用元ランキング日本版」』

▶ プレスリリース全文はこちら(PR TIMES)

昨年2025年は、生活者の検索行動が従来の「ググる(検索エンジン)」から「AIに聞く(生成AI)」へと不可逆的にシフトした、まさに「GEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)元年」でした。

この激動の1年間、ChatGPTやPerplexityといった主要なAIたちは、日本のどの情報を「信頼できるソース」として選び続け、回答に引用したのでしょうか?

本記事では、プレスリリースで発表した調査結果の背景にある詳細なデータ分析と、そこから見えてきた「AI時代に企業が選ばれるための絶対条件」について、深く解説していきます。そして、その課題を解決するために私たちが本日リリースした新サービス「AIがいうてた」についても、その開発背景と共にご紹介します。

背景:世界と日本で同時に起きた「検索の地殻変動」

世界の潮流:ChatGPT一強時代の確立

まず、世界的な視点から見てみましょう。世界有数のデータ可視化メディア『Visual Capitalist』のMarcus Lu(マーカス・ルー)氏らが発表したレポートが示す通り、世界のAIツールへのトラフィックにおいて、ChatGPTは圧倒的なシェア(約60-70%)を維持し続けています。

これは、企業が対策すべき対象が、無数の検索エンジンから「少数の支配的なAIプラットフォーム」へと明確に絞り込まれたことを意味します。

日本の現状:「ゼロクリック」の常態化

日本国内においても、変化は劇的でした。株式会社サイバーエージェントやSiteEngine株式会社などの調査でも指摘されていた通り、特に若年層を中心に、情報収集の手段は「キーワード検索」から「AIとの対話」へと移行しました。

ユーザーは、検索結果に並ぶリンクをクリックして各サイトを回遊するのではなく、AIが生成した「回答の要約」を読んで満足する──いわゆる**「ゼロクリック検索」**が常態化しています。

この環境下では、いくら検索順位が1位でも、AIの回答の中に自社の名前や情報が含まれていなければ、ユーザーの目に触れることすらありません。私たちは今、「表示されるか、無視されるか」の二極化の世界にいます。

2. 調査結果:「AI引用元ランキング日本版」で見えた真実

では、日本のAIは、具体的にどこから情報を引いてきているのでしょうか? 私たちは2025年の通年データを用いて、AIが回答生成時に参照した国内ドメインの推計シェアを調査しました。

日本独自の引用構造

調査結果から、非常に興味深い日本独自の傾向が見えてきました。

  1. Wikipediaの圧倒的基盤: これは世界共通ですが、AIの知識のベースラインは依然としてWikipediaです。
  2. 「note」の強さ(日本のReddit枠): 世界ではRedditが強い影響力を持っていますが、日本ではクリエイタープラットフォームの「note」が、個人の知見や専門家の解説が集まる場所として、AIに重用されています。
  3. 「PR TIMES」という一次情報のハブ: ここが最も注目すべき点です。企業の公式発表であるプレスリリースが集まる「PR TIMES」が、ニュースメディアと同等、あるいはそれ以上の頻度で引用されています。

この結果は、AIが「誰かが書いたまとめ記事(二次情報)」よりも、「当事者が発信した公式情報(一次情報)」を、情報の鮮度と正確性の観点から高く評価していることの証明です。

3. 分析:なぜ、あなたの会社はAIに「無視」されるのか?

Karaya AIやStatus Labsといった海外の専門機関の分析、そして今回の私たちの調査データから、AIに「指名される企業」と「無視される企業」の決定的な差が明らかになりました。その理由は主に3つです。

理由①:「一次情報」の権威性と鮮度が足りない

2025年、AIのアルゴリズムは「情報の出所」をより厳格に評価するようになりました。

  • 他社のニュースを転載しただけのブログ
  • 更新が数ヶ月止まっている公式サイト

これらは、AIから「価値の低い情報源」と見なされ、引用候補から外されます。AIが求めているのは、「あなたの会社が、世界で最初に発信した独自のデータや見解」です。

理由②:社会的信頼(CSR/ESG)のシグナルがない

AIはテキストデータを通じて、企業の「振る舞い」も学習しています。Edelman Trust Barometerなどの調査が示すように、人間社会における「信頼」は企業の能力だけでなく「倫理性(誠実さ)」によっても左右されます。

AIも同様に、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みや、透明性の高い情報開示を行っている企業を「信頼できるエンティティ(実体)」として認識し、ポジティブな文脈で引用する傾向が強まっています。

理由③:サイトが「人間向け」すぎて、AIが読めない

これが最も技術的かつ深刻な問題です。多くの企業のWebサイトは、人間が見て「綺麗だ」と感じるように作られていますが、AIのクローラーにとっては「解読困難な画像の塊」でしかない場合があります。

AIが貴社のサービス名、価格、特徴を正しく理解するためには、Webサイトの裏側に「構造化データ(Schema Markup)」と呼ばれる、AI専用の翻訳データを実装する必要があります。これがなければ、いくら良い情報があっても、AIには届きません。

4. 解決策:新サービス「AIがいうてた」始動

SEOの時代は終わり、GEOの時代が到来しました。 しかし、「AIに好かれるための対策」は、これまでのSEO対策よりもはるかに複合的で、高度な専門知識を必要とします。

  • 「どんな一次情報を発信すればいいのか?」
  • 「構造化データなんて、どう実装すればいいのか?」
  • 「自社のCSR活動をどうAIに伝えればいいのか?」

こうした企業の悩みを解決するために、COOD株式会社は2026年の幕開けとともに、新しい広報・マーケティング支援サービスをリリースしました。

その名も、「AIがいうてた」

URL:https://cood.co.jp/ai-yueteta/

「AIがいうてた」は、貴社の情報がChatGPTやPerplexityなどの生成AIから信頼できるソースとして引用され、「指名される」状態を作るためのGEO包括支援サービスです。

主な支援内容:

  1. 一次情報の創出戦略: AIが引用したくなる独自の調査データや、権威性のあるホワイトペーパーの企画・制作を支援します。
  2. AI可読性の最適化(構造化): 貴社のWebサイトを診断し、AIが情報を正しく理解できるように構造化データの実装を行います。
  3. 信頼性シグナルの強化: PR TIMES等での効果的なリリース配信や、CSR/ESG情報の発信を通じて、ドメインの権威性を高めます。

おわりに:2026年、企業が目指すべき唯一の道

小手先のキーワード対策で上位表示を狙う時代は終わりました。

2026年、企業が目指すべきは、**「AIからの信頼」**を獲得すること、その一点に尽きます。

「信頼できる真正な一次情報を、AIが理解しやすい形で、継続的に発信すること」。 今回の2025年通年調査が示した結論は、非常にシンプルでありながら、実行するには覚悟が必要なものでした。

「うちの会社、AIになんて言われてる?」 その不安を解消し、AI時代における強力なブランド認知を築くパートナーとして、COOD株式会社と「AIがいうてた」を、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

クーディーウェーブ

COOÐWAVE

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